==莢えんどう==

==莢えんどう==
莢えんどうは、莢の表面がキュッと絹づれに似た音がするので”絹さや”と名前がついたそうです。
莢えんどうは成熟前に摘み取られるため、ビタミンCを多く含んでおり、ビタミンA・ビタミンBが豊富で、更に食物繊維も沢山含んでいます。
莢えんどうはえんどう豆の一種。えんどう豆の歴史は古く、原産地はメソポタミア、ギリシア・エジプトの時代から栽培されていたそうです。日本には9世紀半ばに中国よりもたらされたといわれています。涼しく乾燥した気候が向きます。
未熟な莢ごと食べるさやえんどうと、熟した莢の中の柔らかい豆を食べるグリンピース、熟した豆が乾燥してから食べる青えんどう・赤えんどうがあります。また最近、熟した莢も食べられるスナックえんどうやさとうざやも人気があります。
ガクの部分が新鮮で、莢に張りと艶のあるものが良いでしょう。また、火の通りが早いので、塩を加えた湯でさっと茹でて直ぐ冷水で冷やすと鮮やかに色が出ます。

==キウイフル−ツ==

==キウイフル−ツ==
キウイフル−ツは、マタタビ科に属する植物で、雌と雄の株があり、両方ないと実はなりません。原産地は中国の揚子江流域と言われており、現在大量に流通しているキウイフルーツのルーツを調べると、20世紀初めに中国からニュージーランドにその種が持ち込まれ、当初は、「チャイニーズグーズベリー」と呼ばれていたそうです。その後20世紀半ば、ニュージーランドの国鳥の「キウイバード」によく似ていることから「キウイフルーツ」と名づけられました。
日本へは、1960年代にニュージーランドからその種子が伝わりました。その後ミカン農家などに導入され生産量が急増し、現在では、ニュージーランドをはじめ、中国、アメリカ、イタリア、フランス、チリ、日本など世界各地で栽培されています。
栄養面では、果物の中で最も多くビタミンCを含んでおり、キウイフルーツ1個で1日のビタミンC必要量を補える程です。また、ビタミンEやポリフェノールなども含み、水溶性食物せんいのペクチンの含有量は、果物の中ではトップクラスです。そして、カリウム、カルシウム、鉄分などのミネラル分も豊富に含んでいます。
また、キウイフルーツに含まれるタンパク質分解酵素「アクチニジン」は、整腸作用があるそうです。
主な種類には、ヘイワード、アリソン、ブルーノなどがあります。
ヘイワード
現在流通しているキウイフルーツのほとんどがこの品種で、大きさや味のバランスがよく、また貯蔵性に優れ、低温で保存すれば、半年間位の保存ができるそうです。
ブルーノ
果実の細長い型が特徴で、果肉の緑色が濃く美しいです。
香緑
日本の香川県で、改良された品種で、果肉の緑色が濃くて、とても甘く、高級品として扱われています。
ホート16A
果肉が黄色い品種です。甘く、酸味の少ないキウイです。
ベビーキウイ
ミニキウイとも呼ばれ、とても甘く、酸味が少ない品種です。また、皮ごと食べられるのも特徴です。
キウイの食べごろは、触ってみて、耳たぶくらいの柔らかさになった頃です。上手な切り方は、まず、枝付き部分に、丸く切 り込みを入れ、親指を枝付き部分に当てながらひねるように、枝付き部分の硬い芯を抜き取ります。そのあと皮をむいて、スライスします。

==黒米==

==黒米==
何故か近所の酒屋さんの店先に「黒米」の小袋が並べてありました。一袋買って帰り、やーこさんに頼んで白米に混ぜて炊いてもらったところ、これが美味しい。癖になる美味しさです。
黒米は古代米の一種のモチ米です。中国の漢の時代、「縁起の良い米」として宮廷に献上され、歴代の皇帝が食べていたそうです。
栄養面では、ポリフェノールの一種の「アントシアニン」という黒色の色素が含まれおり、動脈硬化を予防し、また、抗酸化作用もあるそうです。その他にもビタミンB1・2、ナイアシン、リジン、ビタミンE、鉄、カルシウム、マグネシウム、亜鉛などが白米に比べて豊富です。
黒米は、ふつうのお米に、スプーン一杯程混ぜて炊くと、ピンク色に炊き上がります。小豆を入れなくても美味しい赤飯が作れる訳ですね。