==バジル==
もう7~8年は経つでしょうか、我が家のベランダでもスイートバジルをプランタ栽培していた時期があります。季節は夏だったと思いますけど、とても成長が早くて、摘んでも摘んでもすぐに伸びて、2~3日於きにバジルをお料理に使っていた様に思います。本当にパセリ同様ハーブの生命力には感心します。
熱帯アジア・アフリカ原産のシソ科の1年草ハーブです。一般的にはスイートバジルのことで、バジリコとも呼ばれます。その他にもバジル、赤バジル、バジルブッシュなどの種類があります。
日本へは江戸時代に渡って来ました。種を水に浸すと表面がゼリー状になる性質があり、これを目を洗うために使っていたということです。このため、日本名は「めぼうき」といいます。
バジルはギリシャ語で「王者の」という意味があり、インドでは古来より、ヒンズ一教の神のヴィシュヌ神にさ
さげる植物として用いてきました。さわやかなその香り成分には、殺菌、防虫、強壮、消化促進、咳止めなどの効果があり、最近では、抗ガン作用も発見されています。
==アスパラガス==
==アスパラガス==
サラダなどでホワイトアスパラガスの水煮缶を食べる度に、これって蟹の味に似てるでないの?と思うのですが、皆さんはいかがでしょう。北海道などで栽培されている、生のホワイトアスパラガスはどうなんでしょうか。聞くところによると、茹でずに生で食べられるそうで、気になります。
アスパラガスの原産地は南ヨーロッパから西アジア、日本へは18世紀に観賞用としてオランダより伝えられました。大正時代あたりから食用として用いられる様になりました。
アスパラガスは、アミノ酸の一種、アスパラギン酸が豊富で、このため新陳代謝を高め、美肌や疲労回復に効果があります。又、ビタミンA・B1・B2・C・葉酸など、ビタミン・ミネラルが豊富です。又、グリーンアスパラガスには、利尿効果あるルチンが豊富です。
旬は春から夏にかけてです。選ぶ時には色が濃くて、穂先が締まったものがよいでしょう。
==海苔==
==海苔==
21cm×19cmといえばピンと来ると思いますが、これが現在流通している海苔一枚(全型)の大きさです。
現在では年間で百億枚もの海苔が生産されていますが、江戸時代よりも昔には庶民にとっては高級食品でした。江戸時代中頃に庶民の間で海苔巻きが流行し、それに連れて海苔の養殖も盛んになりました。
海苔にはビタミンA・B・C、食物繊維、カルシウム、ヨード、鉄分などのミネラルが豊富に含まれています。その他にもタウリンやタンパク質、β-カロチン、EPA(イコサペンタエン酸)が豊富に含まれています。おにぎりや海苔巻など、御飯やお餅ととても相性の良いのは、グルタミン酸・イノシン酸・グァニル酸などのうまみ成分も含んでいるためでしょうか。
旬は11月から3月。海苔は湿気やすく、鮮度を保つためには密封容器に乾燥剤と一緒に入れて、光を遮断して保管しましょう。