==春菊==
春菊の旬は11月から3月です。中国では、肝臓に良い漢方薬として使われています。春になると菊のような花をつけ、菊に似た香りを放つことから、春菊と呼ばれる様になりました。
原産地は意外にもヨーロッパの地中海沿岸で、日本には15世紀ころに海を渡って来たそうです。日本や中国といったアジアでは食用として、また、欧州などでは鑑賞用として利用されています。
栄養面ではカロチン、ビタミンB2、ビタミンC、カルシウム、鉄分、カリウムなどが多く含まれており、さらに食物繊維も豊富です。そして、春菊の香りの主成分は、α-ピネン、ベンズアルデヒドなどで、これが自律神経に
作用して、胃腸の働きを促すといわれています。また、春菊の花や葉を陰干しにしたものをネットに入れてお風呂に浮かべれば、とても暖まり、肩こりや神経痛にも効果があります。その他にもせきを鎮め、たんを切る作用も知られています。
香りのわりに灰汁はとても少なく、そのため鍋物には向いているでしょう。又、灰汁が少ないので、生でサラダなどに使うこともできますね。
==寄せ豆腐==
==寄せ豆腐==
先日、知人から「純豆乳」と少し前に話題となった「にがり」をいただきました。その二つを使ってお豆腐を作ってみてということでした。少々うろたえつつもそれをいただき、チャレンジしてみることになりました。といったところで、やーこさんに力を借りないことにはどうにもなりませんが。
さて、まずはお鍋に豆乳を入れて火にかけて、くつくつ沸騰させます。すると豆乳の表面に膜が出来上ります。これをお箸で器用にすくいあげると、あの京都のあじわい生湯葉です。そのまま張ってはすくい、張ってはすくいとやっていると、その膜も張らなくなります。そこで用意してあるにがりを適量加えてさっとひとかきかき混
ぜるとあら不思議!さらさらの豆乳がぎこちない動きになってきて、しばらくすると、なんと固まってしまいました。指でつんつんしてみると、まるでお豆腐です。これをお玉ですくいあげれば寄せ豆腐の出来上り!なんと.も簡単に出来上り、びっくりしました。
最近ではスーパーでも結構手軽に手に入れられる材料なので、皆さんも一度お試し下さいね。お正月にもどうでしょうか。
==マヨネーズ==
==マヨネーズ==
ちょっと前から「マヨラー」という言葉を耳にするようになりました。聞くところによると、マヨラーとはマヨネーズを何にでもかけて、お召し上がりになる方々のことです。西瓜にビールにラーメンにととにかくなんにでもかけてみるというチャレンジャー!
マヨネーズの生まれは、スペインの地中海のメノルカ島のマオンという港町、そこで生まれたマヨネーズソースが、フランスに渡り現在のマヨネーズとなったようです。現在ではアメリカが世界一の消費国で、1人あたり年間約4kgが食べられており、日本も、それに次ぐ約2kgを消費しているようです。そんなに食べると太る太る。
卵黄の作用で酢が油の粒をつつみこむようになっているからマヨネーズはしつこくなくて、この油と卵と酢の微妙なあじわいがマヨネーズのおいしさの秘密です。酢と食塩の防腐力で、常温でも保存が効きます。