==れんこん==
もうふた昔位前の話ですが、私の高校の修学旅行は九州でした。青島ホテルではキャンプ中の巨人軍の選手と丁度一緒になって、選手見たさに、いたずらにエレベーターを止めたりして、選手の皆さんは大変迷惑に思われたようでした。ごめんなさい。
それとあと一つ、思い出深いのは『からしれんこん』。旅行前から噂に聞いていた不思議なたべもの。あのれんこんの穴一杯、鮮やかな黄色で埋めつくした姿は鮮烈でした。当時激辛にはまっていた私でしたから、見つけたら早速買い込み、ホテルの部屋で封を空けました。その晩私達の部屋からは、『ハーハーヒーヒー水〜水〜』と皆のうめき声が絶えませんでした。
日本に入ってきたのは紀元前、中国からきました。旬は秋から冬にかけて。老化防止に有効というでんぷんや糖、タンパク質に富んでいます。太くて重いまっすぐなものが良いでしょう。また、酸化して黒くなり易いので、切ったらすぐ酢水につけてアクを抜きます。煮るときには酢を少し加えると白く仕上がります。
==オリーブ油==
==オリーブ油==
オリーブオイルと言えば、ちょっと前に何かの旅行番組だったと思いますが、イタリアのシチリア島のオリーブ園のお爺さんが、自分の農園で採れる絞りたてのオリーブオイルをパンにたっぷりかけて、というよりもパンをオリーブオイルに浸して美味しそうに食べていたのが想い浮かびます。
お爺さん曰く、オリーブオイルは他のオイルと違って、爽やかな果実から採れる物、ジュースのようなものだということでした。なるほどジュースと言えば言えなくもないですから、あんなふうに飲むようにしても不思議はないのかもしれません。そんな番組を見てからは、私もついついどばっとオリーブオイルを使うようになってしまいました。
モクセイ科の植物。主にスペイン・イタリア・ギリシャ等地中海沿岸地域で栽培され、日本でも小豆島などで栽培されています。旧約聖書でも鳩に咥えられて出てくる、平和と希望のシンボルでもある植物です。果実の含油量は40〜60%で、種類は大きく分けて3種類。まずバージンオリーブオイルは 、オリーブの果実を絞り採油しただけのジュースのようなオイルです。酸度によって、エクストラ・バージン、バージン、オーディナリー・バージンに区別されます。次に精製オリーブオイルは、 バージンオリーブオイルで酸度が高いものを、精製処理したもの。そしてピュアオリーブオイルは、バージン・オリーブオイルと精製オリーブオイルをブレンドしたものです。
昔からヨーロッパでは、食用にされるほか、洗礼式などで、教会においても用いられ、灯用ランプにも使われました。またお肌のお手入れやヘアーオイルとして、医術や美容にも有用です。オリーブオイルは酸化しにくく、オレイン酸含有量が植物油の中では最高です。
==大豆==
==大豆==
『鬼は外、福は内』と、豆と一緒に一口チョコレートがまかれていたうちの節分。懐かしいです。本来のお豆は眼中にはなくて、本命はチョコレート。いけません、いけません。拾い残されて、果ては掃除機に吸い取られる運命の大豆は浮かばれない。
とはいえ、日本人にとって大豆は欠くことのできないお野菜です。みそや醤油、なっとうに豆腐とみんな大豆から作られる食品です。そうそう、夏のおつまみの定番『枝豆』も大豆でした。
大豆の歴史はとても古く、繩文時代にまで遡ります。栄養は大変豊富です。タンパク質は35%、良質な脂肪が20%、ビタミンBやリジンやトリプトファン、アスパラギンとリノール酸、レシチンも豊富に含まれています。
そんな大したお豆さんですが、今では日本国内での生産量は少ないもので、ほとんどを外国からの輸入に頼らずにいられません。いいのかなぁ。。。