==菜の花==
原産地は地中海沿岸で、油を取るために改良されてきました。 日本では安土桃山時代からやはり油を絞るために
栽培されてきた花で、細長い莢状の実の中に1ミリ位の種が沢山入っています。これを絞って取るのが菜種油で
す。
野菜として食べるようになったのは明治時代以後です。
旬は1月〜4月。菜の花がつぼみのうちに収獲します。栄養面では、カロチン、ビタミンB、C、カルシウム、鉄分などが豊富です。茎の切り口がみずみずしく、緑の濃いものを選びましょう。
==湯葉==
==湯葉==
私がはじめて生湯葉を食べたのは、今から8年ほど前だったとおもいます。近所のちょと贅沢な、自動演奏のピアノが流れているスーパーでのことです。そこのスーパーでは、買い物袋に商品を詰めてくれるサービスがあり、当時の私のお気に入りでした。そんなスーパーの中にある、テナントのお豆腐屋さんの売場にあった試食の湯葉を食べた時でした。その濃厚な味わいに感動し、即買い物かごに一つ入れました。まだお試しでない方は、是非おひとつ。
湯葉は、じっくり炊きあげた大豆を、綿布であら濾しをした後で絹で濾した豆乳を、さらに火にかけ熱を加え、15〜20分ほどすると、上部にできる皮膜をそっと引き上げて作ります。また干湯葉は、上下を竹串で固定し、一定の形にしてそのまま乾燥したもの。こちらは水をかけて2分ほど置いて戻します。二千年の昔より、修行僧の間では貴重なたんぱく源として用いられてきました。
==セロリ==
==セロリ==
セロリはヨーロッパが原産の「セリ」の仲間。「オランダみつば」とも言われます。
古代エジプト・ローマ・ギリシャなどで整腸剤や強精剤など、薬用として用いられていました。カロチンとビタミンCが含まれています。独特の香りの成分は、セダノリッドとセネリンで、精神安定、食欲増進、頭痛に効果 があるようです。
また、食物繊維も豊富で、整腸作用やコレステロールの低下の効果もあります。
葉は、入浴剤にすると湯冷めしにくいということです。
香りが強く、葉が青々として張りのあって、茎が白くて太く、丸みがあるものがいいでしょう。旬は秋から冬です。