==バター==
こんなこと、皆さんはしないと思いますが、私はお茶碗に盛った、熱々ごはんにバターを一匙溶かして、そこに醤油をたらしてかき混ぜて食べるのが大好きなんです。
名付けて『バターライス』。アレンジとして七味唐からしやにんにく、バジル、こしょう、さんしょうなどをかけていただく事もあります。
ご存知の様に、バターは乳製品。生クリームをひたすらかき混ぜていると、あら不思議、いつしか白い塊が現われてきます。その塊を集めて水分を絞ったものが無塩バター。それに塩を加えて練り合わせたのが一般的なバターです。バターに含まれる乳脂肪は、消化が良く、その98%が消化されてしまうそうです。そして、ビタミンA・E・Dなどのビタミンも豊富で、特に多く含まれるビタミンAは、つやのあるお肌作りにも効果的です。またビタミンDは、カルシウムの吸収を助けてくれます。
ミルクに生クリーム、チーズにバターと、こんなにいろんなごちそうを与えてくれる牛さんに感謝感謝。牛さんありがとう!
==ナツメグ==
==ナツメグ==
最近は知りませんが、私が子供の頃のお子様人気メニューBEST3には、決まって「ハンバーグ」が登場していました。私もその「ハンバーグ」党に属していたわけです。それも何と言っても家でお母さんが作るハンバーグ。不恰好でも、少し焦げすぎていても、やっぱり家のハンバーグが一番です。ひき肉と炒めた玉葱のみじん切りを手でぐちゅぐちゅと混ぜ合せるのが、私のお決まりの仕事でした。なんかあれって癒されるかもね。。。
そしてたまに外食に連れていってもらう時にもやっぱりハンバーグ、でも外で食べるハンバーグには何か一つ決定的に違う香りが付いていたのですが、それは謎のままでした。月日は流れて私も何とか結婚して、やーこさんが作ってくれたハンバーグを初めて食べたその時、長年の謎が解けたのです。あのエキセントリックな甘い香りの正体が「ナツメグ」だと知ったのです。およよ。ナツメグはニクズクという熱帯植物の木の実の種です。
杏に良く似た黄色い実が熟してはじけると、中から出てくるというわけです。出てきた黒い殻を包んでいる網目状の紅い皮がメース、黒い固い殻の中に入っているのがナツメグです。どちらも乾燥させてから使います。またメースもナツメグも同じような香りがしますが、メースの方が繊細な香りのようです。
肉の臭みを消す作用があり、またその甘い香りがお菓子作りにも利用されます。
==味噌==
==味噌==
子供の頃、近所の酒屋さんには、自分がすっぽり入る程の大きな樽がありました。樽は三つ並べられていて、それぞれ色の違う味噌が入っていたのでした。月に一度位、私が家から持って行った、小さな空のタッパーに、その味噌をしゃもじで一杯につめてもらうお遣い。ああ、このお味噌がぜーんぶチョコレートだったらなぁとか考えたりしながら。。。
その時の味噌の香りはまだ忘れていません。味噌は大きく分けて、米味噌(主原料:蒸煮した大豆と米麹と塩)・麦味噌(主原料:蒸煮した大豆と麦麹と塩)・豆味噌(主原料:豆麹と塩)の3種類になります。色も白いものや赤いもの、黒っぽいものなど色々。お味噌はその原材料数こそ少ないですが、人の手はもちろん、微生物パワー全開の繊細な食品です。味噌の熟成には、かび・酵母・細菌および酵素の連係プレーが重要で、数日〜1年ほどの時間をかけておいしい味噌が出来上がるわけです。お味噌は、日本人の日本人による日本人のための食品なのです!「food of japanese , by japanese , for japanese ! 」