==オクラ===
いつまでも暑い日が続きますが、皆さんバテてはいませんか。昔から「ネバネバ野菜は精がつく」といわれてます。ネバネバ野菜には、山芋・里芋などがありますが、この「オクラ」もけっこうネバネバです。今時分は、スーパーなどで、100円特価で並んでますね。生でも、煮ても、揚げてもおいしくいただけるものですから、ついついかごに入れてしまうお野菜です。輪切りにした切り口が☆型なのもかわいらしいです。
旬は7〜9月。葵科。原産地はアフリカ。ビタミンA・C・カルシウムに富んでいます。また、ネバネバ成分は整腸作用を持っています。緑色の濃い、張りのあるものがいいです。下ごしらえとして、塩をたっぷりつけてこすって、うぶ毛をとっておくといいです。
==ごぼう===
==ごぼう===
「ごぼうのような人」とはどう言う意味だろうか。細くて、色黒で、背が高くて、硬くて、繊維質で、低カロリーで・・そう言われてみたい。と私は想
います。実際の私は「キャベツ」ですが・・
訳のわからないお話はこの辺にして、本題に入りましょう。
ちょっと前から「食物繊維」という言葉がマスメディアのあちこちでよく観かけられるようになってますが、西欧型の食生活に慣れてきた日本人にも当然ながら西欧型病疾患が増えてきております。
そこで「食物繊維」の出番なのです。西欧型食生活で体内に蓄積しやすい有害物質を排泄する作用をして、さらに便秘解消にもつなげてくれます。そんな日本人には昔から台所の隅で地味〜に控えてきた「ごぼうさん」がついているのを忘れてはなりません。ごぼう100g中に食物繊維を1.4gも含み、18gと以外に豊富な炭水化物も消化吸収されにくい「イヌリン」なのでダイエットにも一役かってくれます。原産地はユーラシア大陸の北部。朝鮮を通って日本に渡ってきました。中国では煎じ薬として風邪の時などに用いられたそうです。
種類は大きく分けて2種類。東日本でよく食べられる細長い「滝野川ごぼう」と、西日本の太くて短い「堀川ごぼう」とがあります。灰汁の強い野菜なので、切ったらすぐ水にさらして、茹でるときは、米のとぎ汁かぬかを入れて茹でましょう。
==れんこん===
==れんこん===
泥水に浮かぶ、すがすがしい花影が印象的な水蓮。乱世の時代、人々はその水蓮の姿から何を思うのでしょう。れんこんは、そんな水蓮の根ではなくて、じゃがいもなどと同じく、栄養分を蓄えた地下茎になります。あの穴は根も茎も葉にも通っていて、このなかを必要な空気が通っているそうなんです。昔からユーラシア大陸に広く自生していたものを古代のインドの人々が栽培しはじめたようです。しかし、そのころのインドでは、観賞ように栽培されていたようで、中国に伝わったのちに、食用にもちいられはじめたようです。
でんぷん、蛋白質、ビタミンCに冨み、アルカロイドも含むれんこんは、それ自体の生命力もすごいもので、2000年も昔の水蓮の種子が発芽した事からも窺えます。旬は秋から冬にかけて、太くて重いまっすぐなものがいいでしょう。切ったあとは酸化して黒くなりやすいので、すぐに酢水にさらすといいでしょう。