==さつまいも===
「いしやーきいもーーおいもー、はやーくこないといっちゃうよーー」と聞こえて外に出ると、ブーン!と走り去る白い軽トラの後姿。
くやしいですね。最近では「いそーがなーくても、まってるよー」とアナウンスは変わりましたが、まだ、出ると、ブーン…..です。
さて、薩摩芋、やけにケバケバした漢字のこの芋、「薩摩」の名前から判るように、九州は薩摩藩、今の鹿児島から日本中にひろまったおいもでした。やせた土地、天候不順にもめげずに育つ処に目をつけた青木昆陽という
学者が、江戸幕府に言上してひろまったそうです。
甘くてビタミンCもEも豊富に含み、カリウムやカロチン、繊維質もたっぷりな健康野菜です。旬は9月〜11月頃ですが、貯蔵して水分の減った冬場のもののほうが、甘くておいしいでしょう。主な種類は紅赤・高系14号などがあります。選ぶときは、太くて艶のあるものがいい
でしょう。灰汁(あく)が強いので、切ったら水に十分さらしましょう。
又、寒さに弱いので冷蔵庫での保存はやめましょう。紙でくるんで、涼しい処に置いてください。
==さやいんげん===
==さやいんげん===
7000年も昔の、古代メキシコ文明の遺跡の中から、いんげん豆栽培の記録がみつかっているそうです。随分古い歴史を背おっていたものです。今、私の前でゴマであえられているこのいんげんは、一体その何代目の子孫なのでしょうか。人間のそれと比べれば、そのサイクルの早さからして、凄い数字になるのでしょうね。古代の食卓に登っていたその豆の風貌も今のものとは大きく違ったものかもしれませんね。たった一本でおなか一杯になっちゃうようなビッグな奴だったりして。。。
日本には中国から隠元禅師が持ってきたのでいんげん豆というそうです。原産地は中南米。一年に3度収穫できるので、「三度豆」とか「四季豆」などと呼ばれています。真夏に出まわるものは形がどじょうに似ているので、どじょういんげんなどともよばれます。
選び方
中の豆が大きく盛りあがっていない、緑色のあざやかな張りのあるものを選ぶ。
==きゅうり===
==きゅうり===
お盆になると、胡瓜に割箸の足を付けて「馬」に、なすも同様にして「牛」として仏壇にお飾りする風習がありますね。御先祖はあちらの世界からくるときには「馬」に乗り、帰るときには、ゆっくりと「牛」に乗って帰って行くということです。なにやら東京の浅草にも遊びに行くという噂もあります。家のおじいちゃんとおばあちゃんにも、この時期浅草に行けばバッタリ会うかも知れません。おーーこわ〜
原産地はヒマラヤ山脈の南。日本へは中国から入ってきました。この世には400種類もの胡瓜があるそうですが、日本で作っているのは、殆ど「白いぼ胡瓜」ばかりです。全体に艶と張りがあり、いぼの尖っているものが新鮮です。まがっていても味には関係ありません。