==トマト===

==トマト===
西洋では、「トマトが赤くなると医者が青くなる」という諺があるそうですが、トマトはビタミンCをたっぷり含んだ、健康には一番のお野菜です。
しかし、そんな健康野菜のトマトにも意外な過去があったんです・・・
南アメリカのアンデス地域を原産地とするトマトが、スペイン人達によって、ヨーロッパに持ち帰られたその頃、トマトはその色あいと匂いから毒のあるものとしてみられており、長い間人々の口に入ることはありませんでした。一方、トマトには「愛のりんご」と呼ばれ、恋愛の秘薬と言われる一面もありました。あんなに明るい「トマト」さんにも、昔は色々とあったんですね。
種類には人気の高い「桃太郎」、「ミニトマト」(黄色のレモンミニトマト・赤いチェリートマトなど)や冬に収穫する皮の薄い「ファースト」、酸味が強く香りも強い赤い「レッドペアー」などがあります。
選び方は、なるべく赤くて「へた」の元気なものがおいしいです。

==なす===

==なす===
私の一番の好物を一つ挙げるたら、まよわず「なす!」とこたえます。とくに「焼き茄」は最高ですよね。考えただけで”ウウーっ、グルーウー”と、うなってしまいました。
ところで、「一富士二鷹三なすび」と初夢でもよくいわれますが、なんで茄なの?皆さんは御存知でしたでしょうか。じつは「茄」と「成す」をかけて、成功の願いを込めていたんですね。これからは色々と願いを込めて、茄を食べなくては・・・
原産地はインド。ヨーロッパへ、そしてアジアへと、世界中に「なす」はひろまりました。その淡白なあじわいのおかげで、各国の様々な味付けにもなじみやすかったのでしょうね。そんな貴方を私は好きです*****チュッ!!種類は、長なす・卵形なす・丸なす(加茂なす)・米なす・小なすと色々ありますが、味はたいした違いはないようですね。見た目の大きな違いは、米なすだけはヘタの色が緑色
だということでしょうか。。煮ても焼いてもおいしうございますが、なすは切り口がすぐに茶色く変色してしまいますから、切ったらすぐにお水に、又は塩水につけておきましょう。
皮の色も90度以下の温度で変色するので、一気に高温で調理したほうが、あざやかな紫色がでます。ですから、油で揚げるときにも、皮を下にして油に入れてください。

==たけのこ「筍」===

==たけのこ「筍」===
今回は、♪このー子、だれの子、たーけの子♪です。
日本では、春と言わず一年中時々食卓に登場している食材ですが、世界的に見ると、食用として用いているのは、日本と中国だけなのだそうです。これは意外ですね。まあ、たけのこ料理と言って頭にうかぶのは、チンジャオロースー、若竹煮、たけのこ御飯くらいのものでしょうか。
かぐや姫伝説でもおなじみのこの竹。私達の食卓に登るのは、おもに太い孟宗竹(もうそうだけ)。日本では他に真竹(まだけ)・淡竹(はちく)などの細い竹も使われます。孟宗竹の名前の由来には、こんなおはなしがありました。昔、中国に孟宗という名前の男がいました。彼には病気の母がいました。その母が真冬にたけのこを食べたいと言った為、孟宗は真冬というのに竹林にはいり、やっとのことでたけのこを探し当てたということでした。それからその竹を孟宗竹と呼ぶようになったそうです。孟さんもビックリ。最近では、12月中に堀出す早堀りもありますが、甘味も最高になるのは4月中旬〜
5月下旬までです。旬の堀たては「あく」が少なく、生でもおいしくいただけます。たけのこのおさしみにしてもいけますよ。。たけのこは、その頭が地上に見えてから10日程で大きく成長してしまうため、なんにしても旬が大切です。だから「筍」と書くんですね。