==レモン==
現在とてもポピュラーな果物のレモンですが、『檸檬』という漢字を書ける人はあまりいないのではないでしょうか。私も読めるけど書けません。
レモンの原産地はインドのヒマラヤ西部。12世紀頃アラビア人によりスペインに伝えられ、その後ヨーロッパ各地に広がっていったといわれています。その時代、長い航海のときにビタミンC補給のためにレモンを持って行くことで、壊血病になるのを予防していたそうです。このこともありレモンは各国に持ち込まれ、広まっていっ
たのでしょう。
現在ではアメリカ、メキシコ、イタリア、スペイン、オーストラリアなどがその主な生産国です。日本には明治時代初期に伝わり、1960年代になって一般に普及していったようです。国内産地としては、広島、愛媛、熊本などが挙げられます。
レモン1個には平均して90mgのビタミンCが含まれており、意外なことにその半分は皮に、あとの半分が果肉に含まれています。しかし現在日本国内に流通しているレモンのほとんどは輸入品。海外から輸入されるものは、カビ予防などの目的で収穫後農薬を散布されるため、安全な国産レモンをおすすめします。これなら皮もまるごといただけますね。
ビタミンCが豊富なレモンは、免疫力の強化・抗酸化作用・コラーゲンの生成促進・風邪予防・ガン予防などの効果があります。タバコを吸う人やストレスが多い人は、沢山のビタミンCを消費するので、レモンはそういう方々にも有効ですね。また、果物の中でも酸っぱさno.1のレモンにはクエン酸がとても豊富で、このクエン酸は、疲労のもととなる乳酸を分解してくれるため、疲れた時にはレモンをどうぞ。糖分も同時に補給できる甘いレモネードは効果的に疲れた体を癒してくれます。その他にも、高血圧を防ぐカリウムや動脈硬化の予防に効果があるルチンなども豊富に含まれています。レモンのさわやかな香りと酸味は、お料理やお菓子や飲物などいろいろと利用されていますが、塩分を控えていらっしゃる方には、お料理にアクセントを利かせるために結構有効なものです。また、アロマテラピーなどの分野でも、レモンの香り成分リモネンの効用が認められています。レモンの香りには、気分を高揚させてくれる効果があるそうです。
==大豆==
==大豆==
最近TVCMやなにやらで注目されている大豆イソフラボン。これが女性ホルモンと似た働きをすることが判ってきました。この大豆イソフラボンは、骨粗鬆症や更年期障害、がん、動脈硬化などの予防に効果があるようです。毎日効果的に大豆イソフラボンを摂取するには、一日に豆腐なら半丁、納豆なら60g程で充分ということですから、毎朝納豆を食べていらっしゃる方には嬉しい情報ですね。
繩文時代から日本人の食卓に上がっっていたという大豆ですが、一体縄文時代にはどうやって食べられていたのでしょうか。意外に茹でて塩を振りかけて、枝豆ということだったりして…
大豆の栄養はとても豊富です。イソフラボン以外にも、タンパク質は35%、良質な脂肪が20%も含まれ、ビタミンBやリジンやトリプトファン、アスパラギンとリノール酸、レシチンなども豊富です。
日本人の食卓に日本で作られた大豆が出て来る機会をもっと増やすことを、真剣に考えるべき時ではと思う今日このごろです。
==ぽん酢==
==ぽん酢==
秋になると『ぽん酢』系調味料のTVコマーシャルが増えて来ますね。家族で囲む鍋物は、体も心も温めてくれるもの。
『ぽん酢』とはお酢に『ゆず』などの柑橘類の果汁を加えて混ぜあわせた和風調味料です。柑橘類の爽やかな香りが鍋物や揚げ物などのお料理をひきたててくれますね。
鍋物以外にもお醤油と混ぜておひたしにかけたり、サラダ油を加えてドレッシングにしてみてもいいでしょう。