==ひよこ豆(ガルバンゾー)==
ここ三島には『三島大社』というとても大きな神社があります。私の家はそのまん前ですから、大社の夏祭りの時には、家から一歩出ればそこは夢のパラダイス、いわば露店のデパート状態でした。
金魚すくい、わた飴、タコ焼きにりんご飴、さくら棒にイカ焼きと、どこまでも続く露店の流れをを三日かけて見て歩き、ポケットのお小遣いと相談しながら、いろいろと思いをめぐらせたものでした。その結果、何度となくうちに連れて来られたのが『ひよこ』。かわいいですよねー「ひよこ」って。
長生きさせられないのはわかっていても、ピヨピヨ鳴きながら私の後を一生懸命ついてくるかわいさはたまりませんでした。
あの露店で売られているほとんど全てのひよこが雄ですから、例え大きくなっても玉子は生んでくれません。まあ一度として無事にニワトリとなった試しがありませんでしたけどね。なむなむ。
そんな哀愁の『ひよこ』の名前が付けられてるお豆があるんですねー。見た目がひよこの容姿に似ているからでしょうか。
エジプト豆とも言われ、原産国は西アジア。その栽培の歴史はとても古く、7000年ほど昔に遡るようです。
栄養的にはたんぱく質と食物繊維が豊富です。一番栽培が盛んな国はインドで、世界の全生産量の約7割を生産しているそうです。ここ日本では栽培されていませんので、スーパーにあるのは全て輸入品だそうですよ。
乾燥したものは一晩水につけて戻して、30分から1時間程下茹でした後に使います。ちなみに我が家で使われるものはいつも水煮缶です。ひよこ豆食べてガンバルゾー??