==レタス==
レタスの原産地は地中海沿岸から西アジアとされていま
す。キク科で旬は7〜8月。ステムレタス(茎を食べるアスパラガスレタス・サンチュ)、コスレタス(はくさいのような形)、リーフレタス(サニーレタス)、玉レタス(ふつうのレタス・サラダ菜)の種類があります。
日本には中国から伝わり、平安時代から栽培されている比較的歴史の古い野菜です。
成分の90%以上が水分ですが、ビタミンA、C、Eやカリウム、鉄分、カルシウムなどのミネラル類や食物繊維も豊富です。また、シャキッとしたさわやかな歯切れの良さがいいものです。
健康面では老化やガンを防ぐ効果、免疫力を活性化する働き、肌を若々しく保つ効果、血液の循環をよくする作用、高血圧を防ぐ効果があります。
レタスは、茎を切り取ると乳のように白い汁が出ることから、漢字では「乳草」と書き、「ちしゃ」とよびます。この成分は芯や根本の部分に特に多く含まれていて、これに含まれるラクッコピコリンという成分には、鎮静・催眠効果があるそうです。
生で食べるのが一般的ですが、油と一緒に調理すると、カロチンやビタミンEの吸収がよくなります。
選ぶときには、根元の切り口が赤くなく、葉が青々としたものがよいでしょう。
また、レタスは鉄の包丁で切ると、切り口が赤く変色するので、手でちぎったほうがよいでしょう。