==唐辛子==
ナス科トウガラシ属で、世界中に500種以上の品種があります、お馴染みのピーマンもその仲間です。原産地は中南米。その歴史は古く、紀元前6000年には既に栽培されていたそうです。コロンブスが中南米からスペインに持ち込み、その後200年あまりの間に急速に世界中に広まりました。
唐辛子は大きく分けて辛味の強い品種と辛味の少ない品種の二つに分れます。
辛味の強い品種では、主に乾燥させてから香辛料として使いわれる赤唐辛子(鷹の爪)この赤唐辛子の中の種はとても辛いので、抜いて使います。カレーの辛みも赤唐辛子のおかげです。 この赤唐辛子の未熟果が青唐辛子です。 その他、主に中南米で栽培されている緑色のハラペーニョ、世界一辛いと言われている、見た目は丸くて
可愛らしいハバネロなどがあります。
そして辛味の少ない品種では、青い未熟果を食用にする獅子の鼻に似た形の獅子唐辛子、京都の伏見で栽培された伏見甘などがあります。
唐辛子の辛味の主成分はカプサイシンです。このカプサイシンには、血行を良くして食欲を増進させ、エネルギー代謝を促進させて発汗を促す作用がありますので、ダイエットにも効果がある訳です。 又、発汗によって体温が下がるので、暑さのきびしい地域では好まれるのでしょうか。しかしながら刺激が強いために、胃腸の弱い体質の方や痔を患ってらっしゃる方は控えた方がよいでしょう。