==ルッコラ==
ルッコラは、キャベツ、大根、ハクサイ、ブロッコリーなどと同じ、花弁の数が4枚で十字状のアブラナ科の一年草です。
原産地は地中海沿岸、ハーブの一種でイタリアでは、『ルーコラ』または『ルケッタ』と、英語では『ロケット』と呼ばれます。又、日本名として『キバナスズシロ』という呼び名もあります。
ルッコラはエジプト時代の昔から栽培されているそうで、当時より強壮作用があるとされ、そのために『ほれ薬』としての効果があるとされています。あのクレオパトラも大好きだったようです。日本では1980年代のイタリア料理ブームとともに市場に出回るようになりました。
栄養面では、カルシウム・マグネシウム・鉄分などのミネラル成分や、ビタミンC・食物繊維などがとても豊富に含まれています。ゴマのような風味とほのかな辛みが特徴で、主にやわらかい若葉を生でサラダとして利用します。成長とともに苦みが強くなりますが、炒めるなどして加熱することで弱まります。よく熱々のピザに載せられていたりしますね。本来の旬は夏から秋にかけてですが、現在ではハウス栽培などで1年を通して栽培されています。選ぶときには、葉に張りがあり、色鮮やかなものがよいでしょう。
保存するときには、湿らせたキッチンペーパーで茎の切り口を包んでから、冷蔵庫の野菜室で立てて保存します。