==赤唐辛子==
ほかほか御飯の上に白菜キムチをちょこんとのせて、御飯の白とキムチの赤の美しい組合わせを眺めつつ、はふはふといただくのも一つの贅沢です。キムチの赤は唐芥子の赤。赤色は人の食欲を誘う色とも言われています。赤は血潮の色であり、炎の色であり、朝日、夕日の太陽の色であり、生命の色です。唐芥子の赤もやはり何か特別なエネルギーを与えてくれるものなのでしょうか。まあ単純においしければそれでいいんでしょうけどね。
赤唐辛子はナス科の植物で、緑の唐辛子の完熟したものです。神経痛に効果があり、胃腸を整える作用もあるようです。生のまま用いたり、『たかのつめ』といって、乾燥させて使ったりもします。中の種はとても辛いので、抜いて使います。カレーの辛みも赤唐辛子のおかげです。