==ぎんなん==
昨日から冷たい北風が吹き、ぴゅーうぴゅーうと音をたてています。小学生の頃、秋、銀杏の葉も色づいてくると、私の秋の大仕事がひかえていました。家の向いの神社の銀杏の木の実、ぎんなん拾いです。特に木枯らしの強く吹く日には、居ても立ってもいられません。スーパーのビニール袋を手に神社の大銀杏の下へ走って行ったものです。銀杏の木には雄と雌があります。ぎんなんが実るのは雌の木です。毎年決まったベストポイントが二箇所あって、交互に拾いに走ったものです。ライバルはみんなのお婆さんでしたっけ。
炭水化物、タンパク質、ビタミンA・B・C やミネラルが豊富。昔から中国や日本で薬用そして食用にされてきました。強壮、強精の薬として、夜尿症、せき、たん、ぜんそくなどにも効果があるといわれています。
しかしぎんなんには、メチルビリドキシという物質が含まれており、それが原因で呼吸困難など中毒症状が起きることがあります。子どもは7粒以上、成人は40粒以上は食べない方が良いでしょう。