==ひじき==
「鹿尾菜」と書いてひじきと読みますが、黒くて 短い鹿のしっぽに似ているところからきてい るようです。
ひじきは海の岩場で育ち、太さ約3mm、長さは1mくらいにまで成長し、収穫前には緑がかった褐色をしています。
収穫は春に行われ、春を過ぎると固くなり、食用には向かなくなってしまいます。一本のひじきから採れる割合は、芽ひじきが約8割、長ひじきが約2割です。
現在国内で流通しているひじきは約7割が韓国産で、あとの約3割が中国産・国内産となっており、国内の産地では長崎県・千葉県・三重県などが有名です。
栄養面では、カルシウムが豊富で牛乳の約12倍、それから食物繊維はごぼうの約7倍、そして鉄分はレバー(鶏)の約6倍と、ミネラルや食物繊維が豊富なため、血液をきれいにして、高血圧や動脈硬化の予防に効果 があります。しかし、ひじきの鉄は吸収しにくいため、ビタミンCと一緒に摂取すると鉄の吸収が促されます。