==チンゲン菜( 青梗葉)==
アブラナ科の植物で、原産地は地中海性沿岸の高原地帯です。その後中国に渡り、1970年代の日中の交流が活発化した頃に日本にやってきたようです。一年を通して栽培しやすいことから、現在では日本中に広まって、日本各地で栽培されています。
クセがなく灰汁が少なくて生でも食べられますが、油と一緒に調理することで栄養の吸収が促進されます。一年中安定して供給されていますが、寒い時期に収穫されたチンゲン菜は、甘味も増して美味しいものです。
栄養のほうはビタミンAやC、ベータカロチン、鉄分、葉酸、食物繊維が豊富で、カリウム、カルシウム、ナトリウムなどのアルカリ性ミネラルが多く含まれ、それが胃酸を中和するために、胃のもたれに効くということです。また、美肌効果、貧血予防、高血圧、動脈硬化予防、利尿効果、便秘予防、ストレス解消、骨粗鬆症予防、などの効果もあります。更にイソチオシアネートという抗がん作用のある物質も含まれています。
選ぶときは、葉の緑色が濃く鮮やかで、厚みとはりのあるものを選びましょう。