==じゅんさい==
湖沼に自生する睡蓮科の多年生の水草で、別名沼縄(ヌナワ)と言います。新芽の頃だけ、まわりをゼリー状物質に包まれていて、この若芽を摘み取り食用にします。
日本、中国、西アフリカやオーストラリアなどに自生していますが、食用にしているの は日本と中国のみで、日本では北海道と本州の湖沼に自生しています。しかし最近では水質汚染が進み、主な生産地は秋田県の山本町となっています。
収穫の仕方は小舟に乗って若芽を手で摘み取る独特の収穫方法で、夏の名物風景となっています。収穫期は5月から9月上旬頃までです。
栄養面ではカロリーが大変低く、抗がん作用や解熱作用、解毒作用、健胃作用などがあるといわれています。 また、じゅんさいの若芽のゼリー状物質は、保水力があり肌を保護する作用があるために、化粧品にも応用されているそうです。このゼリー状の部分が
多いほど良質なじゅんさいと言われています。