==レシピ 301 大蒜風味のしめじのパスタ==

==レシピ 301 大蒜風味のしめじのパスタ==
材料
スパゲッティ100g・しめじ1パック・オリーブオイル大匙3・大蒜1片・赤唐辛子1本・白ワイン大匙3・パセリのみじん切り適宜・塩、胡椒適宜
作り方
1.大蒜の皮をむいて薄切りにします。しめじは石づきを落してから小房に分けます。
2.フライパンにオリーブ油を熱し、大蒜・赤唐辛子を弱火で香りよく炒めて、一旦大蒜を取り出します。
3.スパゲッティを硬めに茹でます。
4.フライパンにしめじを入れて塩・胡椒で調味して、強火で炒めます。しめじに火が通ったところで、白ワイン、スパゲッティの茹で汁を加えて、塩、胡椒で調味します。
5.茹でたスパゲッティを加えてよく炒めあわせ、オリーブ油適量を加えます。
6.器に盛り、取り出しておいた大蒜をのせて、パセリを振りかけます。

==大蒜==

==大蒜==
原産地は中央アジアのユリ科ネギ属の多年草植物です。日本では主に青森県で生産されています。
その大蒜のパワーの秘密は香り成分のアリシンです。アリシンは、大蒜の細胞が破れることで出る、アリナーゼという酵素が、アリインという物質を分解することで発生します。そのため、細胞を傷付けずにそのまま加熱処理することで、アリナーゼを不活性化すれば、強い香りは抑えられます。しかしアリシンはビタミンB1の吸収を促進し、又強い殺菌作用がありますからそうするのも勿体ないですね。その他ビタミンB1が豊富で、カリウム、カルシウム、ビタミンCなども豊富に含まれます。大蒜には、胃腸の働きを促す作用や利尿効果、強壮作用、血栓予防や血圧安定などの効果もありますが、日本やヨーロッパで「魔よけ」として民家の戸口に大蒜をつるして使われています。昔は悪魔などの仕業とされていた病から、大蒜の薬効や殺菌作用を使って、家族を守るという意味があったのでしょうか。
大蒜は中国から日本に伝えられ、「古事記」や「医心方」など古い書物にも登場する程歴史は古いのですが、最初は薬として用いられ、中国・イタリア・韓国などの料理が普及するにつれてその消費量が増えてきました。又、仏教では、大蒜などのネギ属の食物は精力がつき過ぎて修行の妨げになるために、禅宗の山門には「不許葷
酒入山門」という札が掲げられ、大蒜などのネギ属の食物や酒が山門に入るのを禁じられています。
乾燥させた貯蔵球が一年中出回っていますが、新大蒜の収穫は5〜7月です。選ぶポイントは、傷や汚れ、カビのないものを選びましょう。