==ほうれん草===

==ほうれん草===
今でこそぷよぷよとしている私ですが、幼ない頃には病弱でやせっぽっち、貧血がひどく、毎月のように病院に行き、なんだかドス黒い貧血予防薬の注射をうたれておりました。
そんな私でしたから、食事のときにもレバーなど増血効果のあるものを沢山食べたものです。ほうれん草もそうでした。私の世代の方でしたら、TVのブラウン管の中、ほうれん草の缶詰をパカンと食べたポパイが、宿敵ブルートにパンチをくらわせるのを、御覧になった方もあるかとおもいますが、そのほうれん草の缶詰には元気の源のようなイメージがありました。純な子供ですからやはりそれにつられてほうれん草をパクついていました。そんなポパイのTVだけは、うちのおばあちゃんの好きだった水戸黄門のように、食事中にも見させてもらえる数少ないTV番組でした。
さて、そのほうれん草、ビタミンA、そしてB・Cを豊富に含み、たんぱく質と食物繊維もたっぷりな、おまけにカルシウムなどのミネラルと、造血作用のある葉酸と鉄分を多量に含んだ健康野菜です。
原産地は西アジア。昔のペルシアのイスラムの人達が栽培をはじめて、それがヨーロッパへ、そして中国へと伝えられました。ほうれん草の「菠薐」は、ペルシアの中国での呼び名「菠薐国」のことなのだそうです。旬は秋・冬。選び方は、緑が濃くて茎のしっかりしたもので、根が赤いものがいいでしょう。あの赤いところに鉄分があるそうです。

==no.209ほうれん草のミルクリゾット==

==no.209ほうれん草のミルクリゾット==
材料
ほうれん草1/2束・玉葱1/2個・バター大匙1と1/2・ガーリックパウダー小匙1/2・冷御飯カップ1と1/2・生クリームカップ3/4(牛乳でも良い)・マッシュルームのスライス缶詰(約70g)・溶けるチーズ60g・塩とコショウ各少々。
作り方
1.ほうれん草を塩を加えた熱湯で軽くゆでて、水にさらし、水気を絞って2cm程の長さに切る。玉葱の皮をむいて、みじん切りにする。
2.鍋にバターを溶かして1の玉葱を炒めてガーリックパウダーを振りかける。そこに冷御飯とほうれん草を入れて軽く炒めて、生クリームとマッシュルームを加えて少し煮る。
3.2に溶けるチーズを加えて混ぜて溶かし、塩とコショウで調味する。器に盛り付ける。