==レシピ 45 ごぼうの炊き込み御飯==

==レシピ 45 ごぼうの炊き込み御飯==
材料
米3合・干し椎茸3枚・ごぼう30cm・人参1/2本・蒟蒻1/2枚・油揚げ1枚・絹さや8枚・日本酒大匙5・醤油大匙3・塩小匙1/2・酢少々
作り方
1.米を炊く一時間前にといでざるにあけておきます。
2.水で戻した干し椎茸を薄切りにします。
3.ごぼうと人参は包丁の背で薄皮を取り、ごぼうはささがきにして酢水に10分程晒して灰汁を抜きます。人参は5cm位の長さに細切りにします。
5.蒟蒻も5cm位の長さに細切りにして茹でて灰汁を抜きます。
6.油揚げも熱湯をかけて油抜きをしてから5cm位の細切りにします。
7.炊飯器に米を入れて、日本酒・醤油・塩を加えてから、標準の目盛りまで水を入れ20分程おき、具を加えて普通に炊きあげます。
8.絹さやは筋を取り熱湯でさっと茹でて半分に切ります。
9.炊き上がったところでざっくり混ぜて器に盛り、上に絹さやを飾り付けます。

==ごぼう==

==ごぼう==
健康には敏感な現代日本人。「食物繊維」の効用も一般的に認められ、あらゆる分野の食品に食物繊維が添加される世の中です。コーヒーにまで食物繊維を入れられると、何か納得できませんけれども…
でも、人工的に添加物として食物繊維を加えるよりも、自然にお野菜などから取り入れた方がいいと思いませんでしょうか。
そんな時、思い出して欲しいのが『ごぼう』です。西欧型の肉食の食生活が主流になってきている現代日本人にはとてもありがたいお野菜です。水溶性食物繊維のイヌリンや非水溶性食物繊維のヘミセ
ルロースやリグニンなどを豊富に含み、また、カルシウム・鉄・マグネシウム・銅などのミネラル成分も豊富で、ダイエットにも一役かってくれます。消化吸収されずに腸内を通過する食物繊維は、腸の運動を促し、また体内に蓄積しやすい有害物質を吸着して排泄する作用もあり、その結果として腸内を掃除してくれて、大腸ガンの予防や便秘解消に効果があるのです。その他、イヌリンは腎機能を高めることから利尿作用があり、糖尿病の予防にも効果があります。
私自身、実際にごぼうサラダなど食べた翌日にトイレで実感しております。ごぼうの原産地はユーラシア大陸の北部。朝鮮を通って日本に渡ってきました。中国では煎じ薬として解熱・解毒・咳止めの薬に用いられたそうです。
種類は大きく分けて2種類。東日本でよく食べられる細長い「滝野川ごぼう」と、西日本の太くて短い「堀川ごぼう」とがあります。
灰汁の強い野菜なので、切ったらすぐ水にさらして、茹でるときは、米のとぎ汁かぬかを入れて茹でるとよいでしょう。
選ぶときには、まっすぐでひびが入っていないものを、できれば土の付いたものの方が保存には適します。泥つきを新聞紙などで包んで、冷暗所に保管します。旬は11月〜2月ですが、初夏にも柔らかい「夏ごぼう」が出てきます。