お蜜柑の季節でやんす
==サラダ油==
==サラダ油==
サラダ油は、大豆・菜種・ヒマワリ・とうもろこし・オリーブ・綿実・米を原料として作られる植物油で、クセがなく、冷えても濁らず、生でサラダなどにドレッシングとして使用できることからこう呼ばれています。
作り方は、まず圧搾や抽出という行程を経て絞り出します。圧搾とは圧搾機を利用して物理的に原料が搾られ、また抽出は、脂肪を溶かす「ノルマルヘキサン」という有機溶剤に原料を入れ加熱し、油を溶け出させた後圧搾し、その後加熱して有機溶剤を蒸発させて油と分離します。
絞り取った油の精製は、「湯洗い」「白土」「活性炭」などを使って行ないます。「湯洗い」は、油に湯を入れて撹拌し、お湯の中に水溶性の不純物を溶け出させて、そのお湯を抜き採ります。また、「白土」という土や活性炭を入れて、匂いや色をそれに吸着させて除去したりもします。
栄養面では、にんじんやピーマンなどの緑黄色野菜に含まれているビタミンAは脂溶性ビタミンで、油と一緒に食べることでビタミンAの吸収率が5~6倍となります。
また、でんぷん質の消化に欠かせないビタミンB1の効果を上げる作用もあり、ビタミンCを含む野菜の調理に使用することで、ビタミンCが破壊されにくくもしてくれます。それから植物油は、ビタミンEを豊富に含んでもいます。