日大富桜祭「世界を駆けるはだしのゲン」講演会

misimataisha20141007

 米国が日本に落とした原爆の一般人被害者は広島、長崎で数十万人にものぼりますが、
その惨事を語り継ぐ人間も時間の経過とともに少なくなってきています。
 あれは大量虐殺以外の何ものでもないのでしょうが、なぜか日本人はそんなアメリカ人に
対して戦後の高度成長期を通しても、あまり表立った憎しみ恨みを持っていないように思います。
また、恨み・憎しみの教育をしなかったこと、それが日本の発展の助けになったのは、間違いないこと
だとも思います。
 はだしのゲンと言えば、私の世代の人達もそのフレーズを知らない人はいないことと思います。
作者の中沢啓治さんはもうこの世にはいませんが、世界各国でその本は翻訳されて今なお読まれ
続けています。そうした翻訳者の方々をお招きしてのシンポジウムが日大富楼祭にて開かれます。
また、チケット収益金の一部は、日本を含めた各国の各被害者の寄付金として使われるそうです。
 最近の世の中は世界各国の紛争のニュースが溢れかえっていますが、こんな時こそ核兵器の恐
ろしさを再認識することも必要な気がいたします。
 当日は特別ゲストで「加藤登紀子」さんがお越しになって歌声を披露してくれるそうですから
円熟の歌声もお楽しみいただけます!